照屋勝武三線店
琉球王朝から奏でられた三線の音色にこだわり、子々孫々の繁栄を願い
材質にこだわり、伝統をかたくなに守り、親から子へと受け継がれていく
三線を作りたいと日々、研鑽しています。
照屋勝武三線店の歴史
創業者、勝市は戦後三線作りを始めた。
勝市は戦前から三線が好きで古典音楽の愛好者であった。現在、読谷村上地出身者で三線店を営む者が多いが、勝市が先駆者であった。
勝市は戦後、石川捕虜収容所にいた時、当時石川3区にあった仲田三線店で三線の作り方を習った。
収容所を出た後も家族で石川に留まり、カバヤー(テント小屋)で暮らした。そこで三線店を始めた。
当時、三線作りには胴(チーガ)に馬の皮を張り、ツーバイフォーで棹を作っていた。
二代目勝武は1974年から勝市に弟子入りし、1995年に後を継ぐ。現在に至るまで48年間、演奏と製作の二足のわらじを履きながら「よい演奏家でなければ、よい楽器は作れない」という、父の遺志を大切に守り、現在は長男武市は演奏家として、次男武志は勝武と共に三線を作り続けている。